2021-07-14 黄昏 じぶん 電車に乗って家へ帰る途中、 突然感覚が冴え渡って世界が180度回転した気がした。 毎日毎日遅くまで残業していた少し前までの自分。 この生活がいやでいやで仕方なかった自分。 少しずつ、少しずつ精気を回復して 心の中にある激しい怒りの炎を鎮め 赦しの灯火を灯した。 「頑張る」って言葉はまだ使わない。 だけど 静かな目で前を向いて パレットに展開した色を筆にとり ただただ絵を描き続ける。 私は荷物を抱え 明日に会いにいく。